2011/02/23

バーモント週末逃避行3

バーモント週末逃避行3 

トラップファミリーロッジ
バーモント週末逃避行続けましょう。この夜はついに憧れのStoweの丘の上に2400エーカーの敷地を誇る、オーストリアから移住したトラップファミリーの経営するホテル、トラップファミリーロッジに泊まることができました。

A LITTLE AUSTRIA, A LOT OF VERMONTというコンセプトの96室のオーストリア風ロッジで、サウンドオブミュージックをこよなく愛する方、ご年配の方々にはお勧めします。少し古いのでサウンドオブミュージックを知らない方や新しいもの好きの方は、見学だけでokでしょう。

日本で菩提樹と呼ばれていたころの古いポスターをはじめ、サウンドオブミュージックと呼ばれるようにになってからの、世界各地でのポスターや家族の写真など、廊下の壁中に飾られています。

マリアヴォントラップさんが、ミュージカルのマリア役のジュリーアンドリュースさんと一緒に映っている写真などもあり、ファンにはたまりません。ついついサウンドオブミュージックの歌が、鼻歌で出てきます。

まるでマリアさんのお家にお呼ばれしてゲストルームに泊まるというような雰囲気、おばあちゃまのお家におじゃましている気分になります。実際にマリアさんが人生の最後を過ごしたお部屋は、現在はVON TRAPP SUITEとして利用されています。

本館のロッジと、山を少し下った別荘地地区のヴィラと2タイプの宿泊施設があり、本館はお部屋のヨーロッパの山小屋風B&Bで、昔ながらのかわいらしいインテリア。ちょっと古いですがモダンすぎず、ある程度ご年配の方でも落ち着いて過ごしていただけるといます。実際に客層的にご年配の方々が多く、おばあ様からお孫さんと3世代で来て、のんびり休暇を過ごす姿も見られました。暖炉を囲んだプレイルームには、ボードゲームが用意され自由に使うことができます。

軽食のラウンジと、オーストリア風料理が楽しめるメインダイニングレストランがありますが、なんとも薄味でちょっと残念。ウェイトレスはチロル風の制服でかわいらしいです。このホテルの従業員は意外と多国籍な雰囲気で、大学生のアルバイトと思われる若いスタッフも多く、フロントに日本人スタッフも働いています。

一方、ヴィラは、丘を車で5分ほど下った別荘地地区に立ち並び、内装のコンセプトは同じくカントリー調ですが、新築でまだ新しいため設備が整っており、VIPの人にもお勧め。ただし車は必要でしょう。



道を挟み反対側にフィットネスセンターがあり、プール、ジムなどいろいろな設備が宿泊者は無料にて楽しめます。SPAトリートメントや、ヨガのクラスなどは有料、ホットタブは山の下に広がるストウの町を見渡せるそうです。この朝は朝もやでみえませんでしたが、幻想的でした。

ロッジより車で5分ほど丘を降りたところに、べーカリーと、試飲ができるDELIBAKERY&BREWERYがあり、パンやサンドイッチは美味。ビールもなかなか飲みやすくおいしいとのこと。現在はタップのみの販売。



またロッジの裏山には、第二次世界大戦で従軍医師だったワーナーヴォントラップさん(息子)が、生きて戻れたこと、戦争での失われた多くの命を思い、石を積み上げて建てた小さなチャペルがあり、初めてのスノウシュウで必死に行ってきました。

この後、山を降りて別の場所で体験した犬ぞりで頭から転倒してなんともなかったのは、行く前にここにお祈りしに行ったからかな、と思いました。

夏はこのクロスカントリースキーのトレイルをマウンテンバイクや、ハイキングで楽しめ、山も、庭も緑や花にあふれるそうです。今回残念ながらビールを飲むどころではなかったので、今度は夏にもう一度のんびり訪れたいなあと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿